2022年を振り返って。

2022年も今日で終わりですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
九州壇氏はボチボチ生きています。が、創作関連の活動がほとんどできていないので、その点は結構ストレスですね……。
今回は「今年を振り返る」という記事になりますが、悲惨なことになると思います(笑)
が、毎年続けていることですので今回もとりあえずやっていきたいと思います。また、久々のブログ更新ということで、最近ぼんやりと考えていることを後半に書いてみます。
それではまいりましょう。

今年最初に決めた目標は、以下の4つでした。

①体調に十分気を付ける。寝る時間は死守。
おおむねクリアでしょうか。ちょっと運動不足なのが課題ですね。とりあえず、食べすぎには継続的に注意したいと思います。

②「自分だけの時間」を意識して作る。
なるべく作りたいと思っていましたが、日々の忙しさに追われてなかなか難しかったです。職場が変われば変わるはず……と思っていましたが、最近は「本当にそうだろうか?」と思うようになりました。また後述しますが、時間を作り出すことも大事なスキルだと思います。

③新作は少しずつでもいいから形にしてみる。
正直にいうと、この1年間ほとんど進んでいません。アイデア次第では化けそうだなと思ってはいるのですが……。別の作品を先に作ることを検討しても良いかもしれません。

④他の方の作品に触れる。
これも、ほとんどできませんでした。感想も全然書けなかったのがまた良くないですね……。

なんだか散々な結果ですが……。まあ、正直に振り返るとこんな感じです。
これだけで終わるとさすがにあんまりなので(笑) 創作関連のことで、最近ぼんやりと考えていることを書いてみます。

年を重ねるごとに、自分が人として丸くなっていくのを感じます。色々な意味で自分にも周りにもあまり期待をしなくなったし、自分は身の程をわきまえた行動をとっていこうと思うようになりました。そうすることで、人生というタスクと自分との摩擦は昔よりも軽減しているようにも思います(笑) 前よりも自己嫌悪におちいることが減ったのは、きっと「成長」と呼んでも良いことなのだと思います。

ただその分、「どうして?」と人生に対して本気で問いかける時間は昔よりも減ってしまったと感じます。ノベルゲーム制作者の端くれとしては、それが結構寂しいです。
九州壇氏は、自分にとっての切実な問いを原動力にして創作をしてきました。特にそれが顕著にあらわれたのが「君と再会した日」、「乙女心と夏の空」、「僕らのノベルゲーム」だと自分では思っていて、この3作品はものすごい情熱にかられて作り上げたのを今でもよく覚えています。また、制作当時の自分の心の余白のなさが、良くも悪くも作品に個性を与えていたように思います。正直、「今後の自分ではもうあんなゲームは作れないだろう」とぼんやり感じています。

ただ一方で、「次こそは、自分史上1番良い物語を作りたい!」という思いは今でもずっとあります。また、細々と物語を作り続けることで「こう書けば読者はこんな風に感じてくれるかな?」といった予測が少しつくようになってきたので、昔の自分と比べれば少しは「うまく書ける」ようになったのかなと思います。

そうしたわけで、今の目標は「自分が感じている人生への悲しみや希望をより優れた形で表現した物語を作ること」です。内面の変化は作品の変化として現れてくるはずで、「昔の九州壇氏の作品の方が良かった」と仰る方も当然いると思います(笑) ただ、それはもうどうしようもないことですので、今の自分にできるベストをつくして作品を作り上げられたら良いなと思っています。

と、偉そうにあれこれ語りましたが……。創作のためのアイデアを絞り出す時間を作ったり筆を動かさない限り、作品は永久に完成しません。ちゃんと作品を世に送り出せるよう、時間や余裕を持つ努力をしていきたいと思います。
なお、ようやく本気で実感してきたのですが、時間や余裕とは生み出すものであり、その工夫をしなければ獲得できないものだと思います。そうした面も含め創作者として成長し、これからも「細く長く」続けていきたいと思います。

来年の具体的な目標は、とりあえず以下のようにしておきます。
1 新作は少しずつ構想をまとめる。
2 フリーのノベルゲームを5本以上読む。
3 創作を続けられるよう、仕事環境を整える。

だいたいこんなところでしょうか。
では、今年最後のご挨拶をさせて頂きます。
皆様、2022年も大変お世話になり、ありがとうございました。
なかなか新作をお届けできずに申し訳ございませんが、これからも細く長くで取り組んでいきますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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