(ネタバレ注意)「十三階段の花子さん2」をプレイしました。

本日は、「BLUE AZALEA」の義弓くーさんによるノベルゲーム「十三階段の花子さん2」の感想を書いていきたいと思います。ネタバレ満載ですので、未プレイの方は注意。








本作品は「十三階段の花子さん」の続編です。「十三階段の花子さん」といえば、花子さんに憧れていたキザハシが花子さんの力を借りて戦うシーンが熱くてとても楽しめたのですが、本作もとても「熱い」作品でした。

本作品でまず目を惹くのは、演出面です。特に濁血龍との戦いは大迫力。まるで、アニメを見ているような気分になりました。同じ制作者としては、「これ、どうやって作ったんだろう?」と思うところもたくさんありました(笑)
肝心の物語ですが、お化けたちの協力で強大な敵に挑む展開が大きな見どころです。この作者さんの作品は、「戦力が劣るキャラクターたちが、どんなアイデアで敵を倒すか」を丁寧に描くところが特徴のひとつなんですが、本作品でもその特徴は健在でした。きちんと全員が活躍するのも良かったです。
なお、主要キャラクターたちは、仲間のために必死で頑張ることのできる良い人(お化け?)ばかりです。結末も気持ちが良いハッピーエンドで、読了後はさわやかな気分になることが出来ました。

また、ゲームの本編以外の所にも、作者さんのこだわりが随所に見られたのも好印象です。特に、「ナビキャラクターの選択」ができる点は驚きました。このシステムを作るために、どれだけのエネルギーを費やしたのだろう……。それを考えただけでも、同じ制作者として頭が下がる思いです。作品への愛がなければ、きっとここまでは出来ないと思いますね。

総じて、強大な敵に仲間と挑む熱い物語でした。読後感も大変良く、多くの方にお勧めできる作品だと思います。

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