(ネタバレ注意)エイトストーリーズ「Edge of the world」を読みました。
本日よりさっそく作者さん当てに入りたいと思います。
エイトストーリーズの分岐を読んでいく順番についてなんですが、ここはフェアに一番上から読んでいくべきかなと考えました。というわけで、今日は「Edge of the world」を読んでみました。形式としては、いつも通りの形、つまり、読者として、作者として感想を述べた上で、誰だと思うかを書いてみたいと思います。
では、以下ネタバレ注意。
まずは、読者として。
緊張感を保ちつつ意外な展開を見せるため、一気に読まずにはいられない作品です。また、展開の仕方(過去と現実が入り混じるなど)が一筋縄ではいかないため、謎解きをしようとする読者を迷いの森に放り込んでしまいます。非常に独特な雰囲気のある物語だと感じました。
また、哲学的な思考がぽんぽんと出てきたのも大きな特徴ですね。このような表現の仕方が苦手な方はひょっとすると少し読みにくいのかもしれません。ただ、これら表現が不思議な世界を形成するのに一役買っていましたと感じます。僕は、成功していたと感じました。
長い迷宮を潜り抜けた中でのラストは、感動的でしたね。面白かったです。
では、次に作者として書いてみます。
実は僕も、「自分が参加していたら、どんな話にするんだろうな」なんてことを考えていた時期がありましたw しかしですね、こんな展開は全く思いつきませんでしたし、今後もなかなか出てこなかったでしょう。素直に脱帽するしかありません。
思うのですが、この物語はじっと待っていれば思いつくことができるような類ではないのでしょう。つまり、哲学的な書物に触れたことがあり、かつ日常生活でもそれら思考をもって物事を見ている、という姿勢を持っているから、こんな作品が書けたのではないかと思うのです。
印象的な表現の一つに、主人公の「演じている」という言葉があったのですが、それも作者さんの生真面目さが生んだ表現だと思います。日常生活の潤滑油として、僕達も「おちゃらけた様子」になることはありますよね。しかし、それすらも馬鹿を「演じている」という表現で書けてしまう。それも、ノベルゲームでそれをやってのける。これは、作者さんの大きな特徴になりえると感じます。
で、肝心の作者さん当てなのですが。おそらくは、「グラディエイターズ」のおかゆさんではないでしょうか。確率としては、8割くらいかな。最初の作品であまり自信満々にものをいうのも言うのもよくないですがw
心理描写には、やや難解な表現も使われていること。登場人物が、「おちゃらけた自分」を「演じている」というスタンスも持ちつつ生きていること。読者を混乱させるかのように、現在と過去が次々に入れ替わること。このあたりが、「グラディエイターズ」を彷彿とさせます。
他の候補としては、「ウェザーウィッチ」を書かれた藍恋さんもあがります。地の文(特に、主人公の心理描写)がやや固めでしたので。しかし、藍恋さんは情景描写を小説的な文体で書いていた一方、「Edge of the world」は主に心理描写で難解な表現が出現することが多かったので、否定的だろうと考えています。また、意外性のある展開を見せたところを「読者を驚かせたい」という思いの表出であったととらえれば、八久斗さんの可能性もあるかもしれません。とはいえ、文体がかなり違うので、積極的には疑われません。
以上です。おそらくは、「グラディエイターズ」のおかゆさんだと思う、というのが本日の結論ですね。……ここまで言っておいて、壮大に間違っていたら申し訳ありませんw その時は、どうか高々と笑ってやってください。
では、引き続き作者さん当てをしていこうと思います。みなさんも是非やってみてください。
「ノベルゲーム感想一覧」へ
「このブログについて」へ
エイトストーリーズの分岐を読んでいく順番についてなんですが、ここはフェアに一番上から読んでいくべきかなと考えました。というわけで、今日は「Edge of the world」を読んでみました。形式としては、いつも通りの形、つまり、読者として、作者として感想を述べた上で、誰だと思うかを書いてみたいと思います。
では、以下ネタバレ注意。
まずは、読者として。
緊張感を保ちつつ意外な展開を見せるため、一気に読まずにはいられない作品です。また、展開の仕方(過去と現実が入り混じるなど)が一筋縄ではいかないため、謎解きをしようとする読者を迷いの森に放り込んでしまいます。非常に独特な雰囲気のある物語だと感じました。
また、哲学的な思考がぽんぽんと出てきたのも大きな特徴ですね。このような表現の仕方が苦手な方はひょっとすると少し読みにくいのかもしれません。ただ、これら表現が不思議な世界を形成するのに一役買っていましたと感じます。僕は、成功していたと感じました。
長い迷宮を潜り抜けた中でのラストは、感動的でしたね。面白かったです。
では、次に作者として書いてみます。
実は僕も、「自分が参加していたら、どんな話にするんだろうな」なんてことを考えていた時期がありましたw しかしですね、こんな展開は全く思いつきませんでしたし、今後もなかなか出てこなかったでしょう。素直に脱帽するしかありません。
思うのですが、この物語はじっと待っていれば思いつくことができるような類ではないのでしょう。つまり、哲学的な書物に触れたことがあり、かつ日常生活でもそれら思考をもって物事を見ている、という姿勢を持っているから、こんな作品が書けたのではないかと思うのです。
印象的な表現の一つに、主人公の「演じている」という言葉があったのですが、それも作者さんの生真面目さが生んだ表現だと思います。日常生活の潤滑油として、僕達も「おちゃらけた様子」になることはありますよね。しかし、それすらも馬鹿を「演じている」という表現で書けてしまう。それも、ノベルゲームでそれをやってのける。これは、作者さんの大きな特徴になりえると感じます。
で、肝心の作者さん当てなのですが。おそらくは、「グラディエイターズ」のおかゆさんではないでしょうか。確率としては、8割くらいかな。最初の作品であまり自信満々にものをいうのも言うのもよくないですがw
心理描写には、やや難解な表現も使われていること。登場人物が、「おちゃらけた自分」を「演じている」というスタンスも持ちつつ生きていること。読者を混乱させるかのように、現在と過去が次々に入れ替わること。このあたりが、「グラディエイターズ」を彷彿とさせます。
他の候補としては、「ウェザーウィッチ」を書かれた藍恋さんもあがります。地の文(特に、主人公の心理描写)がやや固めでしたので。しかし、藍恋さんは情景描写を小説的な文体で書いていた一方、「Edge of the world」は主に心理描写で難解な表現が出現することが多かったので、否定的だろうと考えています。また、意外性のある展開を見せたところを「読者を驚かせたい」という思いの表出であったととらえれば、八久斗さんの可能性もあるかもしれません。とはいえ、文体がかなり違うので、積極的には疑われません。
以上です。おそらくは、「グラディエイターズ」のおかゆさんだと思う、というのが本日の結論ですね。……ここまで言っておいて、壮大に間違っていたら申し訳ありませんw その時は、どうか高々と笑ってやってください。
では、引き続き作者さん当てをしていこうと思います。みなさんも是非やってみてください。
「ノベルゲーム感想一覧」へ
「このブログについて」へ
この記事へのコメント