(ネタバレ注意)「Novelers’ materialにようこそ!」の答えを変えました。
前回の記事のとおり、あいはらまひろさんが「半透明パレット」を書いたと予想しました。それはつまり、「Novelers’ materialにようこそ!」の作者さん当ての答えを変えるということです。ですから、あらためて「Novelers’ materialにようこそ!」の作者さん当てについて書いておかねばなりません。これでいよいよ最後です、気合を入れて書いていきます。以下、ネタバレ注意です。
以前にも書いた通り、「Novelers’ materialにようこそ!」は完成度がたいへん高い物語です。それだけに、この作品には作者さん当てに使えそうな「とっかかり」が少ないように思います。こうして全作品を読み終わった後でも、いまだにこの作者さんが誰であるのかを自信をもって答えることができません(僕の洞察力のなさに起因するものかもしれませんがw)。
苦肉の策として、消去法にも頼りつつ、最終的な答えを決めました。1番疑わしいのは八久斗さんだと思います。
八久斗さんは「カキフライにタルタルを」という作品を作られています。実は、個人的にこの作品は好きで、ブログで感想を書いてしまったほどです。他にも多数の作品を作られています。この作者さんのひとつの特徴としては、ノベルゲームという枠にとらわれないところだと思います。RPGツクールなどでも作品を作られていますね。「面白いと思うものを素直に作るのがお好きなのだろうな」と僕は勝手に解釈していました。
ここからが僕の怠慢のなすところで恐縮なのですが。八久斗さんは「ヒツゼンセイ」というノベルゲームを作られているのに、僕はこれを読まずにエイトストーリーズに挑んでしまったのですよね。「Novelers’ materialにようこそ!」を読んで八久斗さんを候補としてもあげられなかったのは、「カキフライにタルタルを」のイメージが先行してしまっていたからです。
しかし、エイトストーリーズの全作品を読み「あれ? 八久斗さんらしい作品はどれだろう」と考えるようになりました。ここへきてはじめて僕は「ヒツゼンセイ」を読ませていただいたのですが、これがまた優れた作品だったのです。「カキフライにタルタルを」とは違った文体でびっくりしましたが、こちらも読みごたえがある文章でしたね。また、誰かが死んだりといった大きなイベントに頼ることなく、シナリオに緊張感を生み出すことに成功しています。かなりの力を持った作者さんだという印象を受けます。
以上、「ヒツゼンセイ」を読んでそのように感じました。八久斗さんの新しい一面に触れてから改めてエイトストーリーズに向き合ったわけですが。今は、「Novelers’ materialにようこそ!」を書いたのは八久斗さんで矛盾ないのではないかと考えます。
根拠としては、決して残酷な事件が起こるわけではないけれど、登場人物達の思惑の相違が生み出すイベントを作り、緊張感をもったシナリオになっていること、登場人物たちの性格をきっちりと作りこんでいることがあげられます。また、「絵馬」をめぐるシーンでは謎解きを積み上げていくやり方がとられていますが、「日常ミステリー」を愛する八久斗さんに通じるところがありますよね。
以上です。とりあえずこうして意見を変えさせて頂くこととしました。本当に申し訳ないことで、あらゆる方に謝りたい思いですが、それは終わってからゆっくりしようと思います。
では、次回の記事で最終予想を書きます。
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以前にも書いた通り、「Novelers’ materialにようこそ!」は完成度がたいへん高い物語です。それだけに、この作品には作者さん当てに使えそうな「とっかかり」が少ないように思います。こうして全作品を読み終わった後でも、いまだにこの作者さんが誰であるのかを自信をもって答えることができません(僕の洞察力のなさに起因するものかもしれませんがw)。
苦肉の策として、消去法にも頼りつつ、最終的な答えを決めました。1番疑わしいのは八久斗さんだと思います。
八久斗さんは「カキフライにタルタルを」という作品を作られています。実は、個人的にこの作品は好きで、ブログで感想を書いてしまったほどです。他にも多数の作品を作られています。この作者さんのひとつの特徴としては、ノベルゲームという枠にとらわれないところだと思います。RPGツクールなどでも作品を作られていますね。「面白いと思うものを素直に作るのがお好きなのだろうな」と僕は勝手に解釈していました。
ここからが僕の怠慢のなすところで恐縮なのですが。八久斗さんは「ヒツゼンセイ」というノベルゲームを作られているのに、僕はこれを読まずにエイトストーリーズに挑んでしまったのですよね。「Novelers’ materialにようこそ!」を読んで八久斗さんを候補としてもあげられなかったのは、「カキフライにタルタルを」のイメージが先行してしまっていたからです。
しかし、エイトストーリーズの全作品を読み「あれ? 八久斗さんらしい作品はどれだろう」と考えるようになりました。ここへきてはじめて僕は「ヒツゼンセイ」を読ませていただいたのですが、これがまた優れた作品だったのです。「カキフライにタルタルを」とは違った文体でびっくりしましたが、こちらも読みごたえがある文章でしたね。また、誰かが死んだりといった大きなイベントに頼ることなく、シナリオに緊張感を生み出すことに成功しています。かなりの力を持った作者さんだという印象を受けます。
以上、「ヒツゼンセイ」を読んでそのように感じました。八久斗さんの新しい一面に触れてから改めてエイトストーリーズに向き合ったわけですが。今は、「Novelers’ materialにようこそ!」を書いたのは八久斗さんで矛盾ないのではないかと考えます。
根拠としては、決して残酷な事件が起こるわけではないけれど、登場人物達の思惑の相違が生み出すイベントを作り、緊張感をもったシナリオになっていること、登場人物たちの性格をきっちりと作りこんでいることがあげられます。また、「絵馬」をめぐるシーンでは謎解きを積み上げていくやり方がとられていますが、「日常ミステリー」を愛する八久斗さんに通じるところがありますよね。
以上です。とりあえずこうして意見を変えさせて頂くこととしました。本当に申し訳ないことで、あらゆる方に謝りたい思いですが、それは終わってからゆっくりしようと思います。
では、次回の記事で最終予想を書きます。
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