(ネタバレ注意!)サウンドノベル「memoRia」をプレイしました。
毎日の生活が単調になってきている九州壇氏です。こんな風に、「癒しが欲しい!」っていう時はノベルゲームをやるしかねえ、ということで、今日も感想を書かせていただきますねw 「Black Hemisphere」の黒井半球さんによる「memoRia」です。一言で言いますと、ものすごくほっとする作品でした。今の僕のように、癒しを必要とされている方には、特にお勧めです! 以下、ネタバレ注意。
実はこの作品が公開されていることは以前より知っていました。というのも、ゲーム紹介サイトで見られる「プレイ画面」の絵がものすごく綺麗で印象的だったからなんですよね。で、今回初めてプレイさせていただいたのですが、イラストの美しさは最後まで文句なしです。一枚絵も次々に出てくるので、僕はその度に驚きのため息が出ました。特に、「電気ネズミ」にはいろいろな意味で驚きましたw
まあ、グラフィックの美しさはプレイしていただければ分かることですので、ここでは作品の内容について書かせていただこうと思います。
少しだけ本編の内容をネタバレしますと。主人公の清はある日迷子になりますが、そこで見知らぬ女性とであって……、という感じで始まっていきます。
まずは、文章について。嫌味のない文章で、サラリと読めます。主人公の心情は終始丁寧に描写されていますので、これならプレイヤーも感情移入もしやすいのではないでしょうか。個人的には、もう少しだけ情景描写があると嬉しいかな、という気もしました。とはいえ、元より背景や絵が綺麗ですので、作者さんはあえて削ったのかもしれませんけどね。
それから、ストーリーについても少し。この作品には、派手な展開はあまりないし、「驚きの展開があります!」というのもちょっと似つかわしくないかもしれません。しかし、その分ほのぼのとした雰囲気が流れていて、プレイヤーを癒してくれます。途中からは、今と過去の描写が行き来するという展開も見せますが、これも作品の温かい雰囲気を高めていたと思います。
冒頭にも言いましたけど、このゲームをやっているとすごく懐かしい気持ちになったんですよね。それはなぜかと考えますと、作品全体を「素朴」で統一しているからではないかと思います。文章、絵、登場人物の性格、作品の雰囲気、時折流れる音楽に、物語の展開。更には、「yuuki! novel」というツールを使用しているところまで。それほど派手さはないけれど、どれも懐かしさ、温かさが流れているものだと感じました。そのおかげで、作品を構成している要素のひとつひとつがゲームの進行を盛り上げ、ラストのほっとした気持ちに繋がったんじゃないかな、と。短編ではあるんですが、僕はかなり満足感を感じました。心が疲れている人には、是非お勧めしたいと思います。
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実はこの作品が公開されていることは以前より知っていました。というのも、ゲーム紹介サイトで見られる「プレイ画面」の絵がものすごく綺麗で印象的だったからなんですよね。で、今回初めてプレイさせていただいたのですが、イラストの美しさは最後まで文句なしです。一枚絵も次々に出てくるので、僕はその度に驚きのため息が出ました。特に、「電気ネズミ」にはいろいろな意味で驚きましたw
まあ、グラフィックの美しさはプレイしていただければ分かることですので、ここでは作品の内容について書かせていただこうと思います。
少しだけ本編の内容をネタバレしますと。主人公の清はある日迷子になりますが、そこで見知らぬ女性とであって……、という感じで始まっていきます。
まずは、文章について。嫌味のない文章で、サラリと読めます。主人公の心情は終始丁寧に描写されていますので、これならプレイヤーも感情移入もしやすいのではないでしょうか。個人的には、もう少しだけ情景描写があると嬉しいかな、という気もしました。とはいえ、元より背景や絵が綺麗ですので、作者さんはあえて削ったのかもしれませんけどね。
それから、ストーリーについても少し。この作品には、派手な展開はあまりないし、「驚きの展開があります!」というのもちょっと似つかわしくないかもしれません。しかし、その分ほのぼのとした雰囲気が流れていて、プレイヤーを癒してくれます。途中からは、今と過去の描写が行き来するという展開も見せますが、これも作品の温かい雰囲気を高めていたと思います。
冒頭にも言いましたけど、このゲームをやっているとすごく懐かしい気持ちになったんですよね。それはなぜかと考えますと、作品全体を「素朴」で統一しているからではないかと思います。文章、絵、登場人物の性格、作品の雰囲気、時折流れる音楽に、物語の展開。更には、「yuuki! novel」というツールを使用しているところまで。それほど派手さはないけれど、どれも懐かしさ、温かさが流れているものだと感じました。そのおかげで、作品を構成している要素のひとつひとつがゲームの進行を盛り上げ、ラストのほっとした気持ちに繋がったんじゃないかな、と。短編ではあるんですが、僕はかなり満足感を感じました。心が疲れている人には、是非お勧めしたいと思います。
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